埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故、メディアでも連日報道されています。現在も懸命な救急活動が続いており、節水協力などを余儀なくされている周辺住民の方々も不安な日々を過ごされているかと思います。被害に遭われた方の一刻も早い救助を願わずにはいられません。

今回の事故を鑑み、私たちも道路陥没については意識を高めざる得ないところがあります。国土交通省の調べによると、道路の陥没は大小さまざまなものを含め、2022年は1万件以上発生したとのこと。

(参考資料:国交省「道路の陥没発生件数とその要因(令和4年度)」)

陥没の原因としては、都市部で多くを占める要因として、地中に埋まっている上下水道が大きな割合を占めています。日本の上下水道管の多くは60年前の戦後の高度経済成長期につくられたものです。
約20~30年を超えると老朽化で痛みが出やすくなると言われています。また、温暖化が進み、季節問わずのゲリラ豪雨など激しい気候変動の影響もあり、今後も今回のような陥没の件数は増えていくと見られています。現に、2016年には博多の中心部で大規模な陥没事故が発生しました。2024年9月には千葉県市原市で国道16号の陥没、同月に広島市の住宅街の道路が大きく陥没したことなどはまだ記憶に新しいです。

もしこれから土地を購入し家を建てられる場合は、上下水道などのインフラ設備もしっかり調査されることをおすすめします。
さいたま幸せ相続相談センターでは不動産売買だけでなく不動産の調査などのご相談も承っておりますのでお気軽にご相談ください。