先日、さいたま市の広報に「シニアユニバーシティ」の募集案内が掲載されていました。

シニアユニバーシティとは、学校教育法に定める大学ではなく、さいたま市独自の学びの場で、高齢者の生涯学習の一環として、社会変化に対応する能力と心身の健康をつちかいながら、地域での活躍につなげるきっかけづくりを目的とした学びの場だそうです。

応募資格は
    ・積極的に地域の社会活動へ参加する意欲があること 
    ・さいたま市の住民基本台帳に記録されていて満60才以上であること
    ・全過程を通じて通学可能なこと

とあります。講座は月に1~2日、1日2コマ開催され、年間の活動内容には「スマホの上手な使い方」「埼玉の歴史」「フレイル予防」「シニアのためのジェンダー」「身近な法律」「音楽」など様々な分野の講座を受講でき、セカンドライフをいきいきと過ごすための知識と知恵を学べるカリキュラムがバランス良く組まれている印象です。

募集案内を見ながら、私が特に素敵だなと感じたのは「ホームルーム」「グループワーク」「学習発表会」「放課後クラブ活動」など、生徒たちがコミュニケーションを深められそうなカリキュラムも多く含まれていることです。お一人お一人、個々様々な人生を60年以上歩んできたクラスメイトとの活動は新しい気付きの連続になるような気がします。そして、学生時代は当たり前のように居た同級生という存在が再びできると思うと、多少の緊張感と大きな期待で日々の過ごし方も変わるような気さえもしてきます。


人生100年時代という言葉もすっかり社会に浸透しましたが、高齢者になっても学び直しや新しいことにチャレンジできる場がもっともっと増え、そこをきっかけに社会で活躍する場に繋がっていくと良いなと募集案内を読みながら思いました。年齢や性別関係なく、いつでも自分目線の目標を持ちながら、自分のタイミングで学んだり挑戦したり、誰もが活躍できる社会となることを願っています。