2026年7月1日、国税庁から令和8年分(2026年分)の路線価が公表されました。
埼玉県では平均変動率が前年比2.3%上昇となり、5年連続の上昇となりました。さらに、現在の計算方法となった過去10年間で最も高い上昇率となっています。
昨年に引き続き、埼玉県の路線価は上昇という結果になりました。
参照:国税庁 令和8年分の路線価等について

路線価とは?
路線価とは、道路に面した土地1平方メートルあたりの評価額のことです。
相続税や贈与税を計算する際の基準となる価格であり、公示地価のおおむね8割程度を目安に設定されています。
土地を所有している方にとっては、相続税額に大きく関わる重要な指標です。
埼玉県の路線価は5年連続で上昇
2026年の埼玉県の平均変動率は2.3%増となりました。
県内約15,600地点を調査した結果、
- 5年連続で上昇
- 過去10年間で最大の上昇率
- 埼玉県内15税務署別の最高路線価は、大宮、浦和など9か所で上昇
- 熊谷、行田などの6カ所は横ばいだったが、下落した地点はゼロ
という結果になりました。
東京都へのアクセスが良い地域を中心に住宅需要が底堅く、埼玉県全体として土地需要の堅調さがうかがえます。
特に上昇が目立ったエリア
埼玉県で最も高い路線価は、大宮駅西口駅前ロータリーで1㎡あたり666万円となりました。
前年比12.5%上昇となり、県内で最も高い上昇率です。再開発への期待や物件供給不足が価格上昇の背景とされています。
また、浦和駅西口駅前ロータリーも1㎡あたり287万円(前年比12.1%増)となりました。
大型タワーマンションや複合施設の整備が進み、今後も住宅需要は堅調に推移するとみられています。文教地区として人気の高い浦和エリアは、引き続き高い評価を維持していることが分かります。
相続への影響は?
路線価が上昇すると、土地の相続税評価額も上がる可能性があります。
特に大宮・浦和・川口など、ここ数年地価が大きく伸びている地域では、「以前試算したときは相続税がかからなかった」という方でも、現在の評価額では結果が変わるケースも考えられます。
一方で、県内すべての地域で同じように地価が上昇しているわけではありません。地域によっては価格の伸びが緩やかであったり、不動産市場では価格の見直しが行われていたりするエリアもあります。
そのため、「埼玉県だから一律に地価が上がっている」と考えるのではなく、ご自身の不動産がある地域の動向を確認することが大切です。
今後の埼玉県の地価はどうなる?
現在のところ、大宮・浦和・川口・所沢・越谷など交通利便性の高いエリアでは、引き続き底堅い需要が見込まれています。
一方で、人口動向や金利、不動産市場の変化によっては、地域ごとに価格の動きがさらに二極化していく可能性もあります。
土地の評価は、相続税を試算する際の基準となります。さいたま幸せ相続相談センターでも、毎年公表される路線価を確認しながら、不動産鑑定士など専門家とも連携し、地域ごとの動向を注視しています。
土地をお持ちの方は、「以前計算したから大丈夫」と考えず、一度最新の路線価をもとに相続税の試算を行ってみることをおすすめします。



