皆さん、こんにちは!
不動産鑑定士、相続・不動産コンサルタントの森田努です。
 
 近年、相続の在り方が多様化しているといいます。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37473820X01C18A1TCP000/

今までは相続というと、相続人である配偶者や子供・孫、兄弟に資産を引き継ぐものでしたが、核家族化が進展し、親族間の関係が希薄化していく中で、必ずしも親族に引き継ぐことを希望しないケースが増えているということです。ほとんど顔を見せず、老後の世話もしてくれない親族に相続するよりも、社会への恩返しや将来世代のために寄付を望む方が増えているようです。
 そういえば、昭和22年の旧民法の時代は土地と建物は全て長男が相続する家督相続が当たり前でした。民法が改正され、現在では法定相続分通りに相続することが当然の世の中になってきました。
 相続はそれぞれの時代の価値観とともに変わっていくものであり、その悩みも形を変えていくものであるということ、私たちもそれぞれのご相談者様の価値観や思いに沿うことができるよう、日ごろから研鑽を積む必要があると感じました。

円満な遺産分割のイラスト