皆さんこんにちは。
相続スタッフの成田です。
皆さんは「死生観」という言葉を耳にしたことがありますか?
死生観とは生きることと死ぬことの考え方を指します。
死は必ずだれにでも訪れるのでそれまでの生き方をどうするかを含めて死生観といいます。
自分の葬儀について想像してみるとその方の死生観が顕著に表れるといわれています。
次のことを考えてみてください。
・お葬式はやるのか。
・お葬式には誰が来てくれているか。
・自分のお骨はどうするか。自分のお骨は誰に任せたいか。
どうでしたか?
お葬式には多くの方に来てもらって、自分を通じて人の輪をつないでいってもらいたいと思う方もいらっしゃると思います。
その反対に、葬儀はおこなわず、自分のお骨は海に散骨してほしいと思う方もいらっしゃると思います。
ちなみに私は、親族だけのお葬式で、穏やかに見送られている自分の姿を想像しました。
子どもに色々手続きしてもらうのは申し訳ないので、ある程度の葬儀やお墓のことは自分で決めておいた方がよいだろうな。と漠然と感じました。
最期を見送られるシーンを想像するとその方の望む生き方が顕著に表れます。
生きているうちに、人の親切を仇で返すようなことをしていると、だれも葬儀をしてくれない、お骨の引き取り手がないなんてことがあるかもしれません。
人に恨みを持たれるような生き方はせず、人には親切に生きていきたいと改めて思いました。
不思議なことに、このように死生観について考えると、病気にかかりたくないと思うようになるもので、元々甘いものが大好きなのですが、最近はアイスカフェラテにガムシロップを入れるのをやめてブラックコーヒーを飲む練習をしたり、甘い食べ物はなるべく控えたりと健康を意識するようになりました。
以上が私の死生観です。死という人生の最期を考えることで「生きる」ことを充実させようという気持ちになりました。
私はどちらかというと、何かを成し遂げたいというよりは、自分の人生を楽しんで親しい方と最期をゆっくり過ごしたいという気持ちが強いことがわかりました。
60代70代とまだお若いうちから自分の死生観について考えてみると、自分の人生を見直す良いきっかけになるかもしれません。
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執筆:成田春奈