こんにちは、相続コンサルタントの山中です。
相続の悩みは相談者様ごとにそれぞれ異なっており、
細かく言えばひとつとして同じものはないと思っております。
その中でもご自身の状況に近いような方の事例などがあれば
意思決定までのご参考になるかもしれません。
この度は相続対策で戸建賃貸をご活用いただいた方の事例をご紹介できればと思います。
この度の相談者様につきましては、
事前の状況分析(財産診断サービス)では
相続税がかかるご状況であり、お持ちの不動産を活用いただくことにより、
将来の相続税の対策になる可能性がある方でした。
また、相続人様も複数いらっしゃったため、分割についても問題となることが想定されていました。
お持ちの不動産は駅徒歩圏外にご所有の空き地であったこと、
アパート・マンションではいざというときに相続人様で分割の難易度が高くなると予想されたことなどから
この度は戸建賃貸をご活用いただくことになりました。
戸建賃貸は、アパート・マンションのように競合がひしめいている状況ではなく、
戸数が比較的少ないため、
立地の面では駅からの距離をそこまで気にしなくても
借り手がついてくれます(事前に市場分析を行います)。
またいざというときには区画ごとに分割して相続頂くこともできるので、分割の対策にもなります。
借り手側からみる戸建賃貸とは、1棟の住宅を丸ごと賃貸する形態の賃貸住宅のため、
広いスペース(庭や駐車場を含めた専用スペースもある場合が多く、
屋外での活動や車の置き場所にも困りません。)
プライバシーの確保(戸建賃貸は、アパートやマンションと比べ、
隣近所との距離が離れていることが多いため、プライバシーが確保しやすいというメリットがあります。
また、近隣との距離があるため、騒音や臭い、トラブルなどが発生するリスクも低くなります。)
自由度が高い(インテリア等)等のメリットがあります。
ご状況によっては戸建賃貸ではなく、
別の形の土地活用が最適であると結論を出していただけることもあるでしょう。
先ずはテーブルの上に全ての選択肢をご提示した上で、
ご自身の状況での最善の対策をご自分で選んでいくということを
サポートさせていただければと思っております。