埼玉県さいたま市は10の区で成り立っています。
今日はその中から、2023年度JR東日本乗車人数第7位の大宮駅からほど近い、中央区についてご紹介。
「芸術の秋」にちなみまして…
2024年3月に、17か月間の休館期間を経て、リニューアルオープンしたばかりの
埼玉県さいたま市中央区が誇る、時代の芸術表現を果敢に切り拓く創造拠点「彩の国さいたま芸術劇場」についてお話しさせてください。
大宮駅から各駅停車で一駅。JR埼京線の与野本町駅の西口を降りると、南西方向に近代的な建物が見えます。
その建物こそが彩の国さいたま芸術劇場です。
与野本町駅から彩の国さいたま芸術劇場までの道は「アートストリート」と呼ばれており、劇場にゆかりのあるポイントがたくさん詰まっています。
劇場沿いの歩道には埋め込みパネルがあり、暗くなるとそのパネルが光り、シェイクスピアの名セリフが浮かび上がります。
???なぜシェイクスピア???
と言いますと、彩の国さいたま芸術劇場では、1998年より演出家の蜷川幸雄氏を芸術監督に迎え、
当劇場にてシェイクスピア全37作品を上演する企画、「彩の国シェイクスピア・シリーズ」が始まったことに由来します。
劇場手前の与野西中学校沿いには、蜷川幸雄氏をはじめとして、舞台出演者の手形のプレートが飾られています。
劇場までの道のりも飽きさせない工夫がされていますね。
さて、劇場内はと言いますと、演劇・舞踊・音楽・映像など、それぞれの舞台芸術にふさわしい4つの専用ホールと12の稽古場・練習室、そして舞台芸術に関する資料室、展示スペース等を備えています。
ドラマ撮影にも使用された廊下は、とても印象的で厳かな雰囲気。
吹き抜けになっている「光の庭」と呼ばれる空間は光が降り注ぐオープンスペースとなっております。
様々な公演が催されている彩の国さいたま芸術劇場ですが、観劇の予定がなくとも足を運びたくなる造りとなっています。
社会や地域に開かれた広場である彩の国さいたま芸術劇場と地域が連携したまちづくりを進めているさいたま市中央区。
「芸術のまち中央区」として、埼玉から日本全国、世界に向け芸術文化の発信を行っています。
やっと秋の足音が聞こえてきた今日この頃…
「芸術の秋」を感じるさいたま市中央区にぜひいらしてください。