JR武蔵野線、東所沢駅から徒歩10分程度、住宅街の中の公園を抜けると突如として武蔵野の大地から大きな岩が隆起したような建物が現れます。
KADOKAWAが所沢市と共同で『日本最大級のポップカルチャー発信拠点』として、イベントホールやホテル、ショップやレストランを展開している「ところざわサクラタウン」はご存知でしょうか。
ここのランドマークとして2020年にオープンした「角川武蔵野ミュージアム」の設計は隈研吾氏によるもので、その年の紅白歌合戦でYOASOBIが歌唱した施設としても話題になりました。
高さ30m、66枚の三角形がパズルのように複雑に組み合わされた独創的な外観には、1つおよそ50kg~70kgの花崗岩が約2万枚も使用されており、花崗岩1枚1枚の色の違いがモザイクのように美しく、見る角度や光の加減によって様々な表情を見せてくれます。
角川武蔵野ミュージアムでは11月27日まで、日本初・体験型デジタルアート劇場第2弾として「ファン・ゴッホ ~僕には世界がこう見える~」が開催されています。
日本の浮世絵に影響を受け『ひまわり』を描いた画家としてあまりにも有名なファン・ゴッホ。
彼が見た世界を追体験できるこのアート展では、会場の壁と床360度に彼の作品映像が投影され、映像と音楽を通して彼が見た世界を感じることができます。また、このアート展では観賞の仕方にも決まりはなく、自由に歩きまわったり、時には立ち止まり、ハンモックに揺られたりしながら、思うままに観賞できるというところも魅力的で、まるでゴッホの人生の物語に没入したような幻想的な体験ができました。
絵画観賞とは異なる、アートを浴びるという体験。 皆さまも一度いかがでしょうか。
・角川武蔵野ミュージアム https://kadcul.com/
・ところざわサクラタウン https://tokorozawa-sakuratown.com/