皆さん、こんにちは!
不動産鑑定士、相続・不動産コンサルタントの森田努です。
最近民事信託が何かと話題になっています。
また、当社団への信託に関するお問い合わせも増えてきます。
確かに認知症対策として、使い勝手の悪い後見人制度に比べ
民事信託はオーダーメイドで仕組みを作ることができるので
実用性が高く、今後ますます普及することが予想されます。
(民事信託についての詳細は下記記事参照)
〇親の財産、家族信託で管理 成年後見より制約少なく
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO49920550Y9A910C1NZKP00/
ただし、自分達にとって本当に民事信託が必要なのかどうか
十分に検討する必要があります。
というのも、実は民事信託までは必要とせず
後見人や遺言等の既存の仕組みでも対応できるようなケースも多くあるからです。
また、民事信託は相談する窓口によって
報酬額(費用)が大きく変わってくることにも注意が必要です。
報酬額は財産額の1%程度としているところが多いですが
オーダーメイドの部分が多いので
ケースバイケースでかなりの幅があります。
特に地価の高い浦和、大宮エリア等の都市部に不動産をお持ちの方は
資産額が大きくなるので、報酬額も大きくなってしまいがちです。
費用対効果に注意しなくてはいけません。
時にはセカンドオピニオンを活用したり
相見積もりをしたりすることも有効です。