緑がまぶしい気持ちの良いこの季節。週末には、埼玉県内にある素敵な公園やお散歩スポットを探しています。

 

そんな週末のお散歩にぴったりな、さいたま市北区の南部に位置する盆栽町という町があります。

名前の通り盆栽園が軒を連ねる盆栽が盛んな街です。

大正12年の関東大震災を機に東京の盆栽業者が移り住んできたことでできたこの街は大宮盆栽村とも呼ばれています。

その街並みは緑豊かで道路も石畳で美しく、独特の雰囲気があるのです。

 

さいたま市大宮盆栽美術館は盆栽村の一角に建てられた世界で初めての公立の美術館。

館内では盆栽の歴史や盆栽の鑑賞の仕方を学べます。

庭園には常に40~50の盆栽が展示されており、素晴らしい盆栽の数々を堪能できます。

普段盆栽に興味関心がない方でも、繊細で美しいもの、不思議な形のもの、驚くほど巨大な盆栽などに心打たれることと思います。

 

美術館に子供を連れていくことを敬遠しがちですが、子供向けワークショップも充実していて、盆栽を作ったり、夏休みには、和紙や松ぼっくりを使った工作教室も行われています。

子どものころから本物に触れることができる環境にいることは、とても幸せなことだなと思います。