みなさん、こんにちは!

不動産鑑定士の森田努です。

 

 埼玉県内ではインフルエンザが大流行していますが、とうとう私も感染してしまいました。

初日に38.5度の熱が出たので、もしや?と思い病院で診察を受けたのですが、結果は陰性でした。抗生物質などを処方してもらい、2日ほど養生していたのですが熱が下がりません。家族もいるので念のため再度診察を受けると陽性でした。

どうやらインフルエンザの検査は、たとえインフルエンザであったとしても、症状が出てからすぐだと陰性になることもあるとのことです。ですので、インフルエンザなのに検査で陰性と診断され、外出してしまっているような隠れインフルエンザの方も多く、そういった状況が大流行の原因の一つかもしれません。

 どちらにしても、インフルエンザのにかかると1週間近く安静にしなければならなくなります。手洗い、うがいを励行して感染予防に心掛けていただきたいと思います。

 

 さて、今回は土地の価格についてです。

 相続の場面で遺産の中に不動産が多く含まれていて、その価格を知りたいというご要望は非常に多くあります。私の仕事は不動産の価格を評価することですので、もちろんそういった土地の価格も評価するのですが、これが非常に難しいのです。土地の価格の評価にあたっては、近くの地域内の似た土地の取引価格を比べて、そこから対象となる土地の価格を調べていきます。ですので、近くの地域内に対象土地と似た土地の取引があって、それらの取引価格がほぼ一定の水準内にあれば、対象土地の価格もその水準に決まってきます。ところが、実際のデータを見てみると、これらの取引価格にはかなりばらつきがあるのです。中には一番安い価格と一番高い価格の差が2倍くらいあることもあります。こういった価格の差は買主が誰なのか、といった買主の属性によることが多くなっています。

 最近は不動産会社でもしっかりとした価格査定書を作ってくれる場合がありますが、これらは近隣の取引データを拾って機械的に作られたものが多いので、必ずしも実態を反映しきれないこともあります。ですので、不動産会社で土地や不動産の価格をお問い合わせする場合は、価格査定書を作ってもらうほか、実際の事例なども聞いてみることをお勧めします。個人情報が絡むので場所を特定することはしないでしょうが、問い合わせた相手が経験豊富な営業マンであれば、機械的な査定とは違った意見をもらえるかもしれません。

 

 相続や相続前の対策にあたって、不動産を売却したり、遺産分割の参考にしたりするために土地の価格を知る必要が出てくるケースは多くあります。「さいたま幸せ相続相談センター」は不動産コンサルタントや不動産鑑定士といった不動産の専門家が在籍しており、遺産の価値を知りたいといったお問い合わせにも対応しております。どうぞお気軽にお電話(048-782-8922)ください。