ある企業の採用面接に使われた有名なケースがあります。少し考えてみて下さい。

 

あなたは暴風雨のなか、車を運転しています。バスの停留所に差し掛かったとき、3人の人がバスを待っているのを見かけました。ただバスはすぐに来る状況ではありません。3人はこのような方です。

 

1.あなたのピンチを救ってくれた昔の友人

2.具体の悪そうな老婦人

3.あなたの理想にぴったりの素敵な異性

 

あなたの車は2人乗りなので、あと一人しか乗れません。では、誰を乗せて走るのが良いでしょうか?

 

 

よくある答えが、2番の具体の悪そうな人を選ぶです。普通に考えればそうなるでしょう。昔からの友人にはあとで謝って、異性にはむしろかっこいいところを見せればまたどこかで会ったときにうまくいくかもしれないと考えるようです。

 

 

一方、発想を少し横にずらしてみるといかがでしょうか?

 

例えば、友人に車を使ってもらい、具体の悪そうな婦人を病院や自宅へ運んでもらう。自分は、異性と一緒にバスを待つという一案も考えられます。

 

ここで大切なことは、与えられた選択肢のなかで、迷いながら消去法的に選ぶのではなく、そもそも問題を見る枠組みを変えて捉えることで新しい発想が見えてくるということです。

 

この思考法は相続や事業承継でも有用でしょう。枠組みの中だけで考えてしまうと思考が行き詰まることがあります。その時こそもっと大きな枠組みで考えてみてはいかがでしょうか?その時に幸せなかたちが見えてくるかもしれませんね。

 

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