とても面白い寓話があります。
有名なので知っている方も多いと思いますが、共有させて頂きます。これは、仕事でも家庭でも相続の場面でも当てはまることがあるでしょう。
 

昔々、一人の木こりが材木屋に仕事を探しにいった。

給金はよく、仕事の条件もさらによかったので、木こりはそこでしっかり役に立とうと決心した。 最初の日、親方のところへ挨拶に向かうと、親方は斧を一本手渡して森の一角を割り当てた。

男はやる気満々で森に向かい、その日一日で18本の木を切り倒したのだった。 「よくやったな」親方は言った。「この調子で頼むぞ」 翌朝は誰よりも早く起きて森に向かった。

ところがその日は努力も虚しく15本が精一杯だった。 「疲れているに違いない」そう考えた木こりはその日、日暮れとともに寝ることにした。

夜明けがくると、18本の記録を超えてやるぞ、と心に決めて床を出た。 ところが18本どころかその半分も切り倒せなかった。 次の日は7本、そのまた次の日は5本、そして最後には夕方になっても2本目の木と格闘していた。

何と言われるだろうとびくびくしながらも、木こりは親方に正直に報告して、これでも力のかぎりやっているのです、と誓った。

親方は彼にこう尋ねた。「最後に斧を研いだのはいつだ?」

「斧を研ぐ?研いでいる時間はありませんでした。木を切るのに精一杯です」

※参照ホームページ http://switchdec.com/fight-woodcutter-1645.html

 

 

 
・努力はしているのに結果が出ない
・家族に尽くしているのにわかってもらえない
・相続で家族会議をしていても理解してくれない兄弟がいる 
 
お気持ちは良く分かりますが、本質がずれてしまうと、間違った方向へ進んでしまうことがあります。木こりの話しで言えば、斧を研がなかったばかりに生産性が下がったことが原因でした。頑張るところを間違えてしまっているのです。
 
当センターでは、ロジカルシンキングや対話手法を活用した相続・事業承継のコンサルティングも行っています。少しでも気になりましたらお気軽にご連絡下さい。