梅雨の今時期は線状降水帯が発生しやすく、豪雨が長期間・広範囲にわたることから1年の中でも豪雨災害が起こりやすい時期です。
最近では、地球温暖化の影響から短時間で激しい雨が降り、短時間豪雨によって排水が追い付かず浸水する「内水氾濫」がニュースになることも増えました。
私も車を運転するので、冠水した道路に水没している車の映像を見るたびに他人事ではない恐怖を感じます。 冠水した道路は見た目だけでは水深が分からないため、そのまま進入してしまうのはとても危険です。
危険を察知するころには車が浮いて動かなくなり、エンジンが止まって立ち往生ということにもつながりかねません。
運転中に大雨に遭遇した際は、川沿いや、高架下、アンダーパスなど周囲より低い場所には絶対に侵入せず迂回する必要がありますが、土地勘のない場所を運転している場合などには、無理をせず安全な場所に停車して豪雨をやり過ごすようにしたいと思います。
また、今の時期は天気予報の情報収集を心がけることが大切です。
情報収集の方法として、携帯に天気予報アプリを入れたり、リアルタイムで確認できる情報提供サービスサイト等を利用されている方は多いかと思いますが、皆さんは「ハザードマップ」をご覧になられたことがありますか?
ハザードマップとは、「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図 」のことですが、国や市町村が提供しており、各自治体のHPで確認することができ、ハザードマップを見れば、災害の種類ごとに被災想定地域やリスクの高さ、避難場所などを確認できます。
ちなみに、不動産の賃貸借契約や売買契約の重要事項説明時には、水防法に基づき作成された水害(洪水・雨水出水・高潮)ハザードマップを提示し、対象物件の概ねの位置を示すことが義務化されています。
お住いの地域のハザードマップをご確認いただいていない方は、一度確認されてみて下さい。