2021年11月9日、東京商工リサーチの記事によると、2021年10月度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が525件(前年同月比15.8%減)、負債総額が984億6,400万円(同25.6%増)だったとのことでした。件数は、5カ月連続で前年同月を下回ったとのこと。10月度としては1989年(589件)以来、32年ぶりの500件台となったといいます。これは1964年の449件に次ぐ、57年ぶりの低水準とのことでした。

 

倒産件数の少なさの理由が、景気によるのか、過剰融資によるのか、その他の理由であるかによりますが、国民の多くは景気が良いとは感じていないと思います。倒産状況などは事業承継、しいては経営者様個人の相続にも影響を及ぼすこともあり注視が必要です。当センターでは引き続き相続や事業承継に関連する景気動向もチェックしていきたいと思います。

 

※参照 2021年11月9日 東京商工リサーチ https://www.tsr-net.co.jp/news/status/monthly/202110.html