2023年4月26日 産経新聞ウェブニュースの記事によると、認知症の疑いがある患者に3億円の寄付をさせたのは公序良俗に反し無効だとして、患者の遺族3人が金沢医大(石川県内灘町)と主治医に、寄付金相当額の損害賠償を求め金沢地裁に提訴したことが26日、原告側代理人への取材で分かったとのことでした。遺族は訴状で「家族に確認しないまま、認知機能の低下に乗じて非常識な金額を寄付させた」と主張していると書かれていました。

 

遺言書はこのようなトラブルにならないように作成されるタイミングにおいては慎重な判断が求められます。遺言書作成にプロが介在したかどうかは記事からは分からないのですが、このようなことが起こらないように情報共有などは徹底したほうが良いでしょう。もちろん、ご本人のご意向があればそのことが優先されて良いと思いますが、出来る限り、残される方々の想いも汲み取った対応が必要だと思いました。

 

※参照 産経新聞ウェブニュース https://www.sankei.com/article/20230426-HZ35UBABC5OTZMIV6H5KSDVAKM/