♪夏が近づく八十八夜~

 

お茶の樹は春から秋にかけて4回収穫することができますが、立春から数えて八十八夜(今年は5/2)にあたるこの時期、今年初めて摘み取ったお茶の新芽を“新茶(一番茶)”と呼びますが、どうやら今年は桜の開花が早かったことに続きお茶の新芽の成長も早いようです。

 

埼玉県の狭山茶は、静岡県の静岡茶・京都府の宇治茶と並んで「日本三大茶」の一つとされています。

通常、お茶の葉を年に4~5回摘むのに対し、茶産地として経済的北限とされる埼玉県の狭山茶は寒冷な場所であることから摘み取りは年2回程度に限られるそうです。摘み取れる量は少なくなりますが、寒い冬を乗り越えたその分栄養を蓄えた狭山茶は、甘くて濃厚な深い味わいが特徴で「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とも謳われているようです。 

 

お茶は体にも良く、薬効成分であるカテキンは生活習慣病の予防効果があり、新茶に特有のテアニンにはリラックス効果があるとのこと。普段は気軽に飲めるティーパックを利用しているのですが、今年の新茶は急須で丁寧に入れた日本三大茶の飲 み比べを楽しんでみようかと思います。

 

狭山市では4/29(土)に「できたて新茶即売会」が開催されるようです。
おいしい新茶を味わいにお出かけされてみてはいかがでしょうか。

 

・「できたて新茶即売会」

・お茶摘み体験