厚生労働省は2022年12月23日に特別養護老人ホームの入所申込者の状況(2022年4月1日時点)を公表しました。
出典:”特別養護老人ホームの入所申込者の状況(令和4年度)”厚生労働省ウェブサイト
https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/001029178.pdf (参照2023.1.5)
特別養護老人ホームとは65歳以上かつ要介護3級以上の方を入所対象とした公的施設です。
民間の老人ホームと比較すると費用が抑えられるため、
入所希望者が多く、特別養護老人ホームに入所したくても入所できない方が多くいます。
厚生労働省が公表した2022年4月1日時点における特別養護老人ホームの入所希望者は以下の通りです。
全国 27万5,000人
埼玉県 7,247人
東京都 21,495人
千葉県 10,663人
全国の特別養護老人ホームの入所希望者は、毎年減少傾向にあります。
今回調査は前回調査(2019年)と比較すると、およそ5万人減少しています。
特別養護老人ホームの入所待ち解消の主な要因は以下の通りです。
・地方を中心に高齢者の人口そのものが減少している
・特別養護老人ホーム以外の介護施設の増加
入所待ちの方が減少しているとはいえ、
埼玉県では約7,000人も特別養護老人ホームに入れない状況が続いています。
比較的安い月額費用で利用できる民間の老人ホームもあるため、
費用やサービスを比較しながら、
特別養護老人ホームだけではなく民間の老人ホームも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。