総務省統計局のデータによると2018年の全国の空家数は848万9千戸と過去最多で全国の住宅の13.6%を占めています。
この数字からみても、実際に隣近所に空家があるという方もいらっしゃるかと思います。

12月に入り気温の低下とともに空気が乾燥してきましたが、空家の管理においてこの時期特に気を付けなければいけないのは火災ではないでしょうか。
消防庁の統計によれば、建物火災の出火原因の中で「放火と放火の疑い」は年間4000件を超えております。空家は管理者の目が届きにくいこともあり、そのような心配は付き物ですが、いたずらされやすい空家の状況とリスクを低減するポイントがありますのでご紹介します。

 

【いたずらや放火をされやすい空き家の状況】
・人の出入りがない。
・敷地内、建物内に誰でも入ることができる。
・ドアや窓が壊れ開いている。
・新聞紙や雑誌などのゴミが散乱している。

 

 

【具体的な防犯・防火対策】
・みだりに出入りができないよう出入口は施錠する。
・燃えやすいものを周囲に置かない(放置しない)。

・ガスや電気は確実に遮断し、危険物(灯油など)は置かない。
・ゴミや雑草などをなくし管理が行き届いていることをアピールする。

 

空家だけのことではありませんが、この記事を目にされハッされた方は、年末の忙しくなる前に今一度空家の状況を確認されてみて下さい。出来ることならば空家の火災保険もご確認いただけたらと思います。(空家の火災保険は「空家(建物)の現在の状況、今後の状況」によって入れる保険が変わってきます)

ご両親様が施設にご入居されたり、亡くなられたり様々な事由で急に空家の管理者、所有者になることもありえます。

弊社では、空家についてのご相談もお受けしております。ご心配事などございましたら、毎月開催しております無料相談会をお気軽にご相談下さい。

 

また、相続した不動産について書かれている「相続不動産のことがよくわかる本」や、空家について触れている「相続のトリセツ」でも詳しく解説しております。ご興味ある方はこちらもご一読下さい。

 

※参照:総務省統計局データ