こんにちは。

不動産鑑定士の森田です。

 

少しづつ暖かくなり、外にお出かけするのが楽しい季節になってきました。

私は3連休の間、自分や長男のサッカー、そして国立森林公園とずっと屋外にいたので日焼で顔がピリピリしています。

 

さて、平成29年の地価公示が発表されました。

埼玉県の平均変動率は以下の通りです。
※()は平成28年

〇住宅地

0.1%(0.0%)⇒3年ぶりのプラス

川口、浦和、大宮等の南部を中心に価格が上昇が認められます。

都内の地価が上昇している影響で、都心へのアクセスに優れ、割安感のあるエリアへの需要が高まっています。

北部や秩父地方は依然として下落傾向にあるが、下落幅は縮小しています。

住宅地については都心への通勤・通学に便利なエリアとそうでないエリアとで明暗が分かれています。

 

〇商業地

0.8%(0.7%)⇒4年連続プラス

浦和駅や大宮駅周辺では事務所の空室率が非常に低い状態が続いており、賃料が上昇しています。

さらに、賃貸ビルを賃料獲得目的で獲得する投資家の需要も高まっています。

以上の二つの要因により、商業地の価格は上昇傾向にあります。

商業地については、北陸新幹線が開通し、首都圏の北の玄関地としての地位を確立した大宮駅周辺では

事務所の需要が高い状態にあります。

  また、浦和駅周辺ではパルコに続いて新たな再開発が予定されており、店舗需要が高まっています。

 

〇工業地

2.3%(1.2%)⇒4年連続プラス、全国3位の上昇率

圏央道により利便性が向上し、物流施設の需要が高まっており、地価が上昇しています。

一部物流施設の空室が生じているものの、物流事業者は進出に積極的な姿勢を継続しています。

 

以上、全体的な傾向としては、需要が高まって地価が上昇しているエリアとそうでないエリアの格差が広がっています。

今後人口が減少する中でこの傾向は一層強まっていくと思われます。

現状でも弱含みのエリアに活用する予定のない土地をお持ちの方などは、今のうちに対策を検討した方がいいかもしれません。

当団体では不動産活用や資産運用に関するご相談も承っております。
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