お店には節分のコーナーが設けられていますが、最近では豆まきと恵方巻が恒例行事でしょうか。

 

昔は季節の変わり目には邪気が生じると言われていたため、悪いものを遠ざける力があると信じられていた大豆を「鬼は外、福は内。」と言ってまいたそうです。

 

今でも「鬼」は邪気や厄の象徴とされ、一般的には嫌われ者となっていますが、埼玉県の嵐山町には全国でも珍しく「鬼」を神様とする「鬼鎮神社(きぢんじんじゃ)」という神社があります。

この神社では、鬼は強さの象徴とされ〝勝利の神様〟〝自分の心を強くしてくれる神様〟として大切にされ、節分祭の豆まきには「福は内、鬼は内、悪魔外。」とかけ声をかけるそうです。

豆まきのかけ声も、調べてみればその土地特有のものがありそうですが、今、世界共通のかけ声は「コロナ外」ではないでしょうか。 

今年の恵方は北北西だそうですが、早く安心して過ごせる日常が戻ることを願いつつ、恵方巻と自分の歳+1の豆をいただきたいと思います。