信託とは何か?信託の基本的な仕組みについてご説明いたします。
民事信託(家族信託)
財産管理の手法・相続対策のひとつ
不動産の信託→登記が必要(信託登記)
5年間で2.7倍に急増
信託とは
資産を持つ方が、特定の目的に従って、
その保有する不動産や預貯金を信頼できる人に託して管理・処分を任せる仕組み
誰に託すか
民事信託→主に家族に託す(家族信託とも呼ばれる)
登場人物
委託者=財産の所有者で財産を託す人
受託者=委託者から財産を託されて、管理・運用・処分する人
受益者=財産の運用・処分で利益を得る権利を有する人
例
父=委託者・受益者 息子=受託者
父が持っている不動産(アパート)を信託財産として、
アパート管理を息子に任せ、父がその家賃を得るという仕組み
①父(委託者)と息子(受託者)は信託契約を結ぶ
②アパート(信託財産)は父(委託者)個人の財産から切り離され、形式上、息子(受託者)名義に移転
父(委託者)個人の財産ではないと誰が見ても分かるようにしなければならない⇒ 信託登記
③息子(受託者)は管理処分をして、そこから得た利益を父(受益者)に渡す
父(受益者)は息子(受託者)を監督していく関係性になる
もし信託を組んでいない場合
父が認知症になってしまった場合、お金が引き出せなくなり、アパート経営がストップしてしまう
⇒ 信託を組んでおくと、アパート経営を継続できるようになるというメリットがある
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