弊社代表の佐藤が共著で出版させて頂きました「相続問題を解決する事業開発の理論と実践:経営学的アプローチによる価値共創事業の創造(学文社)」ですが、おかげさまで読んで頂いた方に好評頂いています。ありがとうございます。
当該書籍は一般の方向けではなく、相続支援関係の業務に携わっている方々(士業関連、不動産関連、金融関連、保険関連、その他相続関連事業に携わられている皆様)、もしくはこれから相続支援事業を始めたい方々、相続支援事業を立ち上げビジネス展開をされている方々向けに執筆させて頂きました。
経営や営業にはこれといった正解はないとも言われていますが、書籍の内容が少しでも皆様の営業活動にとってお役に立つのであれば嬉しく思います。
さいたま幸せ相続相談センターでは、引き続き協業体制をとるべく同業の皆様と積極的に情報交換などさせて頂いています。この書籍をきっかけに相続支援事業に携わられている皆様と良いご縁が出来ましたら幸いです。
著者について
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修士課程修了(MBA)。立教大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。国内メガバンク系シンクタンク(みずほ情報総研株式会社)を経て現職。専門はイノベーション、マーケティング、ブランド。民間企業の新規事業開発支援、マーケティング戦略策定、ブランド・マネジメント等の経営コンサルティング、官公庁の調査研究事業を多数推進。経済団体(東京商工会議所・大阪商工会議所等)や民間企業での講演・研修講師等多数。冠婚葬祭等のプライベート領域に関連する事業に精通し、企業の経営顧問・アドバイザー等を務める。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科修士課程修了(MBA)。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師(「不動産運用設計」担当)。公益財団法人不動産流通推進センター講師。公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、相続診断士。不動産売買仲介業、不動産再生事業、相続コンサルティングを推進。営業・管理・マーケティング・運用・相続と不動産関連事業に精通。GSRコンサルティング株式会社代表取締役、一般社団法人東京都不動産相続センター代表理事、一般社団法人鎌倉生活総合研究所理事等、不動産・相続を手がける複数の企業や団体で要職を務める。
〈この本の内容〉
相続問題を解決する事業(相続支援事業)をゼロから立ち上げる方法、相続事案の案件化の理論と実践方法について、経営学の諸理論を活用して体系的に整理・解説。
「相続支援事業をめぐる概況」、「相続支援事業の立ち上げ方」、「相続支援業務の案件化と進め方」の3部構成となっており、相続支援現場の第一線で活躍する士業者による職業ケース、実際の事例を基に構成されたケーススタディを収録。段階的に知識を身に付け、実践できる力を養うことを目指す。
相続の専門家を目指す初学者や実務家(司法書士・税理士・弁護士・公認会計士・不動産鑑定士・行政書士・宅地建物取引士等の士業、不動産事業者、保険事業者、金融関連事業者、その他関連業務を行う企業の方)に役立つ1冊。
≪職業ケース・業務監修≫(五十音順)
大塚 英司(おおつか・えいじ) 税理士法人トゥモローズ代表税理士/税理士・行政書士
丸山 純平(まるやま・じゅんぺい) 鳥飼総合法律事務所/弁護士
三浦 美樹(みうら・みき) 司法書士法人東京さくら代表、一般社団法人日本承継寄付協会代表理事/司法書士
森田 努(もりた・つとむ) かんべ土地建物株式会社鑑定企画室室長/不動産鑑定士
〈目次〉
第一部 相続支援事業をめぐる概況
第1章 事業をめぐる背景
1 . 日本の人口動態
2 . 相続税の増税と相続法の改正
3 . “争続”の増加
4 . 公正証書遺言作成件数の増加
5 . 新型コロナウイルス禍の影響
第2章 事業が抱える課題
1 . 参入事業者の増加
2 . 依頼先の不明瞭さ
3 . 競争による収益性の低下
第二部 相続問題を解決する事業の立ち上げ
第3章 事業環境の把握
1 . 事業環境の分析
(1)外部環境分/(2)内部資源分析
2 . 基本方針の策定
(1)SWOT分析/(2)クロスSWOT分析
第4章 企業戦略の策定
1 . ミッション・ステートメントの策定
2 . PPM 分析による資源配分
3 . 成長方向の定義
第5章 競争戦略の策定
1 . 基本戦略の策定
2 . 持続的な競争優位性の構築
第6章 事業の開発
1 . 事業開発のプロセス
2 . 事業アイデアの創出
(1)強み分析/(2)事業コンセプトの検討
3 . 事業アイデアの評価
(1)事業コンセプトの評価/(2)ビジネスモデルの検討
4 . 事業性評価
第7章 マーケティング戦略の策定
1 . リサーチとSTP の策定
(1)リサーチ:調査/(2)セグメンテーション:市場の細分化
(3)ターゲティング:標的市場の選定/(4)ポジショニング:立ち位置の明確化
2 . 7 P の策定
(1)製品・サービス/(2)価格/(3)流通/(4)販売促進
(5)人材/(6)物的環境要素/(7)提供過程
第三部 相続支援業務の案件化と進め方
第8章 相続支援業務の案件化
1 . 顧客の開拓
(1)顧客へのコンタクト/(2)相続相談
2 . 案件の形成
(1)顧客ニーズの確認・把握/(2)営業活動/(3)提案・受注活動
第9章 相続支援業務の進め方
1 . 案件の推進
(1)プロジェクトの組成/(2)プロジェクトの推進
2 . クロージングとフォロー
(1)クロージング/(2)フォローアップ
3 . ケーススタディ