日本経済新聞2020年10月24日付の記事によると、被相続人のパソコンにログインできず相続などの手続きが行き詰まったと書かれていました。
実務ではいまのところこのような話を聞くことはほとんどありませんが、これから先はこのような話が出てくるのかもしれません。パソコンやスマートフォンはそもそも他人に知られたくない情報の玉手箱のようなもので預金口座情報と同様、死ぬまで家族も含め他人にはそうそう見せるものではないと思います。だからこそデジタル遺品の相続が問題になるわけですが、考えれば考えるほどデジタル遺品の相続は難しいですね。今後の動向を見守りたいと思います。
※参照 2020年10月24日 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65328710S0A021C2PPN000/