2020年10月9日 日本経済新聞の記事で遺贈寄付が取り上げられていました。

 

寄付といえば赤い羽根共同募金は知っているかたが多いかと思います。一方で、日本では寄付についてはなかなか浸透していないのが事実ではないでしょうか。

その寄付ですが、相続のタイミングで寄付することが出来る仕組みがあるのです。それを遺贈寄付相続寄付といいます。

 

遺贈寄付についてはこちらを参照頂きたいと思いますが、さいたま幸せ相続相談センターのメンバーでもある司法書士の三浦美樹が代表を務める一般社団法人日本承継寄付協会の調査によると、みなさまの遺贈寄付についての印象等について下記の結果が見えてきている、とのことでした。

 

1.遺贈寄付に対する印象
・「お金持ちが行うことだと思う」(45.7%)が全体的に最も強い印象。
・興味がある層では「実践にあたりサポートが必要」との回答が最も多く、「情報が少なくて手続きが進まない」
 「手続きが面倒」というイメージがある。
2.遺贈寄付に対する興味度
・全体として2割の人が興味を持っており、男女とも年齢が低いほど興味を持っている。
・実際に相続財産から「寄付をする」場合の金額を尋ねたところ、実践意向者は47.0%、非意向者は53.0%と
 約半数に分かれる。
3.遺贈寄付に関する評価
・最も評価が高かった内容は「少額でも遺贈できることが良い」(全体:そう思うが計48.5%)。
・「遺贈寄付」に興味を持つ層からは、さらに高評価(92.0%)であり、「自分がやりたいと思うことを
 実現できる」(84.9%)も高い評価となった。
4.遺贈寄付に関する不安点
・「遺贈寄付」に興味を持つ層においては、「遺贈に関する知識不足」(50.3%)が最も高い不安内容として
 挙がっている。
5.遺贈に関する相談機関の重視点
・全体では、「支援機関の信頼性」(53.8%)が突出しており、重視点として過半数を超える結果となった。

 

 

上記結果からは、遺贈寄付について興味を持つ方が思ったよりも多い印象を受けました。

 

遺贈寄付という言葉はまだまだ知らない人が多いと思いますが、自身の財産を社会貢献に役立てようとしている方が思っている以上に多くいることに嬉しく思いました。私たちも想いの承継や社会貢献のため、積極的に動いていく所存です。

 

さいたま幸せ相続相談センターでも、遺贈寄付について定期的に情報を発進していけたらと思っています。遺贈寄付について少しでも気になりましたらどうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

 

※参照 2020年10月9日 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64729270X01C20A0W07000/