皆さん、こんにちは。
一級建築士、相続・不動産コンサルタントの城和です。
アパートの施工不良が発覚し問題になっているレオパレス21ですが、改修工事の費用や賃貸アパートの入居率も落ち込んだ事により、株式の上場以来、初めて負債が資産を上回り今年6月末の時点で118億円の債務超過に陥ったとのこと。
改修工事が必要な建物について現在、明らかに不備がある建物は13,000棟ほどあり、工事が完了した物件は8月末の時点で1055棟となり、全体の1割にも達していないそうです。
国土交通省の赤羽大臣は29日の会見で「入居者の安心が確保されるよう綿密にフォローしたい」と述べ、改修工事への影響が出ないか注視する考えを示しました。
一方で、レオパレス21は事業の立て直しに向けて、経営を支援してくれるスポンサーを探し進めていましたが、ソフトバンクグループ傘下のファンド、「フォートレス・インベストメント・グループ」の支援を受けることになったとのこと。
フォートレスがレオパレス21に対し、出資と融資をあわせて約600億円を拠出するそうです。
レオパレス21は不動産分野に強みを持つフォートレスのファンド資金やノウハウを活用、支援を受けて経営の立て直しを目指すそうです。
相続対策としてレオパレス21のアパートを建築されているオーナー様がいらっしゃると思います。
債務超過になり、また改修工事が完了していないオーナー様もご不安があるかと思いますが、いち早く改修工事が終わることを願っております。
※参照 2020年9月30日 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200929/k10012639431000.html