ジェロントロジー、ご存じですか？【司法書士コラム】

みなさま、こんにちは。

相続専門司法書士の三浦美樹です。

　ジェロントロジーという言葉をご存じでしょうか。

ジェロントロジーとは、加齢に伴う心身の変化と高齢社会における個人と社会の様々な課題を研究し、解決することを目的とした学問のことです。日本では老齢学・加齢学などと訳されています。

　ジェロントロジーは、高齢化に伴う問題を悲観的に捉えるのではなく、前向きに受け入れることを基本としています。社会やインフラなどの高齢者にとって使いずらい、分かりにくい仕組みを高齢者を排除するのではなく、高齢者に合わせて再構築していくことを考えます。

　人生100年時代といわれている中、日本は世界的にみても高齢化が進み、既に人口の3割近くが65歳以上の高齢者となっています。高齢者の方々が安心して暮らせる社会のためにも、ジェロントロジーは今後ますます注目されることになるでしょう。

　私共も、ジェロントロジーの考え方を採り入れ、書類の文字を大きくする、ゆっくり、はっきり話す、平易な言葉を使用する等の取り組みをし、高齢者の方々が安心してご相談いただける環境づくりに励んでいきたいと思います。