おはようございます!
さいたましあわせ相続のかたち 生前整理、遺品整理担当 遺品査定士の近藤俊之と申します。
本日は生前整理について、投稿をさせていただければと思います。
「生前整理」という言葉、を皆様、聞いたことはございますか?
最近耳にすることが多くなっている「生前整理」という言葉ですが、 具体的にどのようなことを指すのかご存知でしょうか。

シニアの夫婦
【生前整理とは】 自分が生きている間に遺産管理等を含め、 身の回りや家の中を片付け、 遺品となった場合に負担になりそうな不要品を処分しておくことです。
不要品を整理、処分しておくことで残された方々の負担を軽減することができます。
また、誰でも生きていれば人に見られたくないものが多くあるものです。
自分の判断で生前に持っているものを整理する作業は、 残された方々のためだけでなく、自分自身のためになるのです。
【老前整理と生前整理の違い】
老前整理は言葉の通り、 自分が老いる前に身の回りのものを整理するという取り組みです。
「若い頃に買ったお気に入りのブランドの洋服だけど、もう似合わない…」 「プレゼントでもらったダイヤモンドの指輪が眠ったまま…」 「流行に乗って買った高価なゴルフクラブだけど、一度も使っていない…」
そのようなものが家中にあふれていませんか?
老前整理は、 自分の現在の人生のステージにおいて必要なものと不要なものを見極める整理方法です。
生前整理は、 基本的に不要品の整理という意味では老前整理と大差ありませんが、 生前整理は自分の死後のことを想定して行う整理です。
遺産の管理、残された方々の負担になるものの処分、 人に見られたくないようなものを、生きているうちに整理、 処分することが生前整理の主なポイントです。
【生前整理がなぜ話題なのか】
昨今、働き盛りの方々の間で老前整理という取り組みが流行しています。
前述した通り、自分がまだ気力、体力ともに元気のあるうちに身の回りのものを整理しておこうという考え方です。 年老いてからでは片付けが億劫になるばかりでなく判断力が落ちて、捨てる、処分する、という行為自体が難しくなるからです。
老前整理同様に生前整理もシニア世代の方々の間で流行しています。
生前整理をしておく最大の理由は、自分の死後に残された方々の負担を軽くすること。
しかしそれだけではなく、 自分のこれまでの人生を振り返り、生きている間に身辺整理しておくことで 残りの人生を軽やかに有意義に生きようという取り組みが支持される理由といえるでしょう。
【生前整理の本当の意味】
生前整理と聞くと、 どうしても死に向けての準備、身辺整理のようにネガティブに聞こえてしまうかもしれません。
しかし、ネガティブなものなのでしょうか。
死は誰にでもいつか必ず訪れるものです。 それはいつ何時自分に訪れるかわかりません。
「○○を処分しておけばよかった…」「▲▲は誰にも見られたくない…」など、 突然その時がやってきても後悔したくはないものです。
だからこそ自分が生きている間に、 自分自身で身の回りを片付けておくことで、心配事を減らしすっきりとした気分になれます。
これは生前整理に限ったことではありませんが、 自分に何が必要で何が不要なのかをはっきりさせることで、 一日一日を前向きで快適に過ごすことができるようになります。
生前整理は残された方々のためであると同時に、 「自分自身の残された人生のため」の意味合いの方が大きいのではないでしょうか。
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