皆さん、こんにちは!
不動産鑑定士、相続・不動産コンサルタントの森田努です。
最近、築年の古い家を借りて、これを好きなように改修し
利用するDIY型賃貸物件が増えてきました。
築古の物件は、そのままでは貸すことが難しいので
貸主負担で回収することが多いのですが
貸主からすると、借手が見つかるかどうか分からないのに
改修費を負担するのは怖いという意見があります。
しかし、借主負担で好きなように改修するということにすれば
この負担を減らすことができます。
一方借主からすると、古い家の雰囲気を活かしつつ
自分の好きなように改修することができるというメリットがあります。
そういった意味でDIY型賃貸は貸主、借主双方にメリットのある
賃貸形式だと思います。
相続の現場では、両親等被相続人の想いや
相続人自身の思い出が詰まった家を解体したり、売却してしまうのは
心苦しいというお話をよく聞きます。
かといって、相続人自身が使う予定もなく、このままでは空き家になってしまう・・・。
そんな時はこのDIY型賃貸物件を検討してみてはいかがでしょうか。
最近では民家の専門家によるガイドラインも作成されており
少しずつですがルールも整備されているようです。
8/24 日経新聞「改修OKの賃貸物件、ガイドラインで貸借双方に安心」
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO48911410T20C19A8PPD000/