みなさん、こんにちは!
不動産鑑定士、相続・不動産コンサルタントの森田努です。
相続のご相談の中で、地方の不動産の処分に悩まれるケースをよく目にします。
価格を下げれば売却することができる場合もあるのですが、たとえゼロ円にしたとしても売却することが難しいと思われるケースも少なくありません。そして、そのような不動産についても相続した場合には、所有権移転の登記は必要ですし、固定資産税等の税金の負担も生じてしまうため、相続放棄を希望される方も多くいらっしゃいます。
我々としてもいつも頭を悩ます問題の一つとなっています。
そういった放棄希望地の問題について、民間の有識者会議において、活用を促すための仲介組織の設立が議論されているとのことです。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3596312001102018EE8000/
しっかりと相続されず、所有者が不明となっている土地は九州の面積よりも広いと言われ、今後ますます増えていくことが予想されます。こういった官民一体となった取り組みが急務となっています。