みなさん、こんにちは!
不動産鑑定士、相続・不動産コンサルタントの森田努です。
三越伊勢丹が伊勢丹相模原店、伊勢丹府中店、新潟三越3店舗の閉鎖を発表しました。
https://www.asahi.com/articles/ASL9V4FPWL9VULFA00L.html
私が幼いころ、身の回り品以外のものは百貨店で買うことが普通でした。ところが今はユニクロ等の専門店や郊外型ショッピングモールが増え、中心市街地の百貨店は苦戦が続いているとのことです。
ところで、こういった大規模な店舗の撤退は街の在り方を大きく変えます。例えば、とある地方の都市のことですが、本件と同様に百貨店が撤退し、その跡地にタワーマンションが建てられました。すると、これまでは商業が街の中心であったのが、居住者が増え住宅地的な色合いが認められるようになってきました。周囲のお店の構成も居酒屋やスナック等の夜のお店が減って、コンビニや託児所等が見られるようになりました。
逆に、イオン等の大型ショッピングモールが進出した街では、これまでは田んぼや畑ばかりであったのが、街区が整備され、新しく住宅や店舗がどんどん増えているという事象も見られます。
このような街の在り方の変遷は不動産の活用方法を通じて、相続問題にも大きく影響を与えます。私も相続・不動産のコンサルタントとして、そのような周囲の街の変遷についての情報収集は、常日頃から心掛けたいと思います。