みなさん、こんにちは!
不動産鑑定士、相続・不動産コンサルタントの森田努です。
 
怒涛の日々を過ごしており、すっかりコラムが滞ってしまいました。どんなに忙しくても、大切なことはしっかりとこなせるように自らも働き方改革が必要だなぁ、とわが身を顧みています。

 

さて、今回は日経新聞の記事から
「ゆるみとゆがみ 不動産 一部に天井感」。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31660630S8A610C1SHA000/

 平成27年以降、不動産市況は概ね好調でした、地政学リスクはあったものの、金利が低く資金調達が容易なこと、株価が上昇し手元資金に余裕ができた富裕層が不動産を取得したことで需要が高まり、不動産価格は上昇しました。平成28年に一時調整局面で頭打ちのような雰囲気も見られましたが、平成29年は再び上昇基調に入ることとなりました。
 ところが、今年に入ってから若干の異変が見られるようになってきました。私は仕事柄、日ごろから不動産情報の収集をしているのですが、以前は条件の良い売り物件は非常に少なく、出てきたとしても、相対で売買が成立してしまいい、市場に出てくることはありませんでした。ところが、今年に入ってからはそこそこ良い条件の物件が売り情報として出回ってくるようになりました。
 このような異変を皆が感じるようになってくると、できるだけ早く売り抜けてしまおうと、手元の物件を売却しようとする方が増えてきます。ただでさえ、オリンピック以降の地価の下落を心配し、オリンピック前に物件を売却した方がいいという意見もありますから、加速度的に売却物件の供給が進む可能性もあります。そうなると、今は資産価値を保っている不動産であっても、将来下落が予想される場合には、組み換え等の対策を検討する必要があるかもしれません。
 当社団には不動産に特化したメンバーも在籍しております。お客様目線でしっかりとしたアドバイスをすることができますので、今所有されている不動産の活用や処分について、お悩みの方は是非一度無料相談をご検討してみてはいかがでしょうか。