埼玉県の県章を見たことがありますか?

 

まが玉16個を円形に並べたもの。まが玉は古代人の装飾品なのですが、実に不思議なマークです。

埼玉県名の由来である「幸魂(さきみたま)」の「魂」は「玉」の意味でもあり、まが玉は埼玉県にゆかりの深いものなのだそうです。

また、まが玉を円形に配置したデザインは「太陽」「情熱」「力強さ」を表しています。

 

さて、そんなまが玉を自分で作ることができるんです。

 

大宮公園に隣接する埼玉県立歴史と民俗の博物館では博物館を見学するだけでなく、物作り体験を楽しむことができます。

藍染や絵巻物づくり、組紐ストラップなど、小さな子供から大人まで楽しい体験がもりだくさん。

なかでもおすすめはまが玉作りです。石を水でぬらしながらサンドペーパーでまが玉の形に削っていくのですが、上手に曲線を描くのがとても難しい。

なかなか根気のいる作業ですが、スタッフの方が懇切丁寧に教えて下さるので、初めででもきれいなまが玉の形に近づくことができます。

最後に目の細かいサンドペーパーで表面を削ると、つるつると輝くまが玉の出来上がりです。

あっという間の1時間で、最後にはきっと大人の方が真剣な顔で石を削っていますよ。

自分で何か作ることは、子どもも大人もうれしいものですね。

 

埼玉県立歴史と民族の博物館

http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/index.php?page_id=0